世界中から高い関心を寄せられているアメリカと中国の情勢。
なぜこんなにも注目されているのか、また、私たちの生活への関わりはあるのでしょうか？
歴史、政治、経済など様々な観点から両国の動きが未来にどのような影響をもたらすのか、講師とともに考えてみましょう。

第一部　アメリカは中国をどのように見ているか

コーディネーター・講師　久保文明（くぼふみあき）　防衛大学校長、東京大学名誉教授

アメリカの現状について解説した後、アメリカの中国観がどのように変化してきたかについて概説し、バイデン政権の対中国政策に迫ります。国交正常化以来中国の成長を支持してきたアメリカが、トランプ政権期に大きく見方を変え、バイデン大統領は中国に対する警戒を基盤に外交安全保障政策を組み立てています。その理由はどこにあるか、日本にとっての含意は何かなどについても考えてみたいと思います。

第二部　中国問題と米中関係

講師　国分良成（こくぶん りょうせい）　慶應義塾大学名誉教授

米中関係の悪化が叫ばれる、その背景として中国問題がしばしば指摘されています。中国の国内はいまどのような状況にあるのか、そして中国は国際社会にどう向き合おうとしているのか。
特に世界の動向を左右するであろう米中関係の今後はどうなるのか、その中で日本はどう対応すべきなのか、こうした問題を考えるカギを提示してみたいと思います。

トークセッション　久保文明×国分良成

第一部、第二部の講演を踏まえ、講師がお互いに聞いてみたいことや、会場のみなさんの質問にも答えます！
双方向のコミュニケーションがとれるセッションを予定しています。