ふじのくに地域づくり創造賞
静岡県文化財団は、社会課題への対応や地域資源を活かした創造的な活動を通して、「新しい価値を暮らしの中に」創造していくことが期待される活動の担い手に対して、『ふじのくに地域づくり創造賞』として、その功績を表彰しております。
表彰の対象（年に１回開催）
- 「団体・個人」部門 １件
- 「企業」部門 １件
令和６年度受賞者
団体・個人部門
持塚三樹（美術家）
https://mikimochizuka.com/
（表彰式の様子）
藤枝市を拠点に現代美術の分野で活動し、世界最大級のアートフェアにも出展するなど国内外で精力的に作品発表を続ける。県内においては、2012年にヴァンジ彫刻庭園美術館で個展を開催し、作品が同館のパブリックコレクションに収蔵されるなど、高い評価を得ている。
2008年頃からは、子どもたちを対象に、地域住民を主体にしたアートプロジェクトを展開。焼津市や藤枝市を中心に、若手作家活躍の場の開拓、気軽に芸術文化に触れられる機会づくりを目指して、芸術祭や美術展、ワークショップなどを多数開催し、文化芸術を通じた地域の魅力向上に寄与している。
企業部門
株式会社BASE TRES（代表取締役 松本潤一郎）
https://basetres.jp/
（表彰式の様子）
2012年に西伊豆の山中で1200年前からある炭焼きの古道を発見し、道の再生と整備に着手。マウンテンバイクツアーを事業化することで、山間部の観光が乏しい西伊豆に地域資源を活用した新たなビジネスを生み出した。森林整備で切り出された木材を燃料に活用する宿を立上げ、海にも目を向け、カヤックフィッシングツアーも提供している。2025年、広葉樹の薪火だけでエネルギーを賄うレストランを松崎町に新規オープン。
地域資源を活用するだけではなく、循環を作り出すことに意識を向け、実践者として事業を生み出す姿勢と、その創造力にあふれる先進的な取り組みは、国内外問わず注目を集めている。
令和５年度受賞者
団体・個人部門
特定非営利活動法人こころのまま（理事長 沼田潤）
https://kokoronomama.jp/
（表彰式の様子）
沼津市を中心に障害のある子どもをもつ母親たちが中心となって2017年に結成。2023年1月より法人格を取得し、障害のあるメンバーも理事に就任。当団体は、障害児者やその家族及び地域に対して「障害児者の役割づくり・仕事づくり・居場所づくり」「障害に関する情報の発信・ネットワークづくり」障害児者の生活の質の向上や働く環境の整備」の事業を実施することで、障害児者の生活の質の向上や働く環境の整備に寄与している
企業部門
有限会社春華堂（代表取締役社長 山崎貴裕）
https://www.shunkado.co.jp/
（表彰式の様子）
明治20年創業。県内有数の製菓業として発展。「うなぎパイ」は昭和36年に誕生し、現在では全国的な知名度を獲得。「ご縁」を大切に様々な分野の団体や個人と共に多様な取り組みを展開している。 令和3年の本社複合施設スイーツバンクオープンを呼び水とし、地域づくりと産業振興を一体にした取組を積極的に推進。企業における地域づくりの先進的な取り組みのモデルケースとして、今後のますますの活動の発展、飛躍が期待される。
ふじのくに地域文化活動賞
※令和3年度の募集は終了しました。
静岡県文化財団では、県民文化の振興を通して県民生活の向上と活力あふれる郷土づくりに資するため、昭和62年度から令和3年度まで35年間に渡り、県内各地で地域活性化に貢献する優れた文化活動に取り組む文化団体を表彰しました。
お問合わせ
公益財団法人静岡県文化財団 文化事業課
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